異次元の少子化対策が必要だ…キリッ!とかやる学者の記事が大嫌いだッ(`・ω・´)”深刻化する少子化の問題”
https://dameoyag.blogspot.com/2014/08/blog-post_37.html
異次元の少子化対策ってなんだよ、笑わせるんじゃないよ。日本は少子化で、人口が急減少するんだよ。対策なんてしたところで、私が死ぬまでにはもう間に合わないんだよ。わかってる?
2014年3月、国土交通省は日本全国の6割の地域で、2010年の人口の半分以下になるという試算を発表した。この試算をもとに、とある大学教授が記事を書いていたのですが、その内容がお粗末すぎて笑ってしまったというか「異次元の少子化対策が必要だ」とか言われても、なんだよそれ?ですよね。
識者といわれる人や、新聞やテレビにしても、明確に「私はこういう改革が必要だと思います!私が考える改革ではこうなります!」と、持論を持っている人って殆どいないですよね。
知人と政治や社会の話をしても、自分なりの方法論など結論を出して、理論立てて説明してくる人っていないですよね。
なんだか社会問題に関心ある系の雰囲気だけを楽しんで、結局どうするか結論を出さない、
問題があると指摘しただけでインテリぶってるけど、そんな事は誰でも解ってる事なんですよ!カッコ悪い。
と、思いませんか?
私も40を過ぎまして、将来の少子化というか、人口減少の煽りを受ける世代なんです。
いや、私よりも30代前半くらいの人なんかは、もっと酷い状況になっているはずなんです。
年金制度なんて何度も言われていますが、既に破綻が始まっています。
人口が減って、高齢者の比率が上がった30年後なんて、もっと酷いですよ。
2050年の社会って、全人口に占める高齢者の比率が2005年の倍近くまで上昇するんです。
いまでさえ年金財源や医療などの社会保障費が足りない上に、老人の介護をする施設も職員も足りない状況で老人の問題や世代間格差の問題が起きているのに、その倍の酷さで問題が起きるんです。
今の40代、30代という世代は、そんな中で老人をやらなきゃならないんですよ。
そりゃもう「こんなはずじゃなかった!」と、嘆き悲しむ社会になっているんじゃないでしょうか。
それを、誰よりも頭が賢いはずの”大学の学者”が「異次元の少子化対策が必要だ」なんて事でお茶を濁して、私のような中卒に突っ込まれてたんじゃお先真っ暗ですよね。
じゃあ、どうすれば良いんだよ!という声にお応えして私の持論をば
まず、なぜ子供が増えないのかという事に対して、私の考えを述べさせていただきます。それは、ズバリ!子供を産む世代に、金が無いんです。
そして、子供を育てるのに金がかかりすぎるんです。
実は編集長である私は、2児の父親であったりします。
立派な父親ではないかもしれませんが、毎日、サボる事無く仕事に行きサラリーを得ております。
子供に自分の部屋を与えてやる事も、大学に進学させてやる事も出来ませんが父親です。
そう、社会の底辺に生きる私には、子供を育てるだけの力も収入もないんですよ。
近所で酷い家になると、夕食のおかずが”マヨネーズ”という子供もいますよ。
夕食は”おかず無し”の玉子ごはんや、マヨネーズをかけてご飯を食べるそうです。
そういう家庭が、結構ゴロゴロしてるんですよ。
夫婦二人だけなら夕食に”おかず”を付けれるのですが、子供がいるとそれも無くなる。
私の周りには、同じ給料で働く若い世代の男女が数多くいます。
つまり、彼ら、彼女らは自分の生活に精一杯で、子供など作る経済的な余力などありません。
ボーナスがでた~!と、つい先月まで各種メディアで大騒ぎしていましたが、2014年にYahooが実施したアンケート(回答数62,122人)では30%以上の人が、ボーナス無しと回答しています。
大手企業の正社員様や、公務員といった役人様以外の我々、特に非正規労働者という階級では子供を産み、育てるような余力はどこにもないのです。
私も子供が出来た時は、一部上場企業の正社員様でしたから余力があったはずなのですが、人生一度転落するとナカナカ元に戻れないもので、家族にも大きな不自由をかけております。
それが、若いうちから非正規なんて働き方や、薄給で酷使される中小ブラック企業なんかだと、子供を産んでも生活が苦しくなるだけだと解っているので、最初から産むはずないですよね。
まず、社会も政府もそこを認めましょうよ、非正規という使い捨て労働者が増えたから少子化が加速しているのだという事を。
同一労働・同一賃金の徹底を
同じ会社に所属して、正社員はボーナスやベースアップ有りで、非正規の契約社員は何もなしというのはフェアじゃないですよね。雇用形態は違っていても、報酬の待遇は統一しましょうよ。
さらに言えば、ベースアップとか年功序列賃金、年齢調整給なんかは廃止しましょう。
賃金というのは、労働に対する対価なのですから、同じ会社で同じ業務に従事していれば同一なのが当然ですよね。
正社員だからとか、年上だからとか、長くいるからなんて理由で給料が違うのはおかしい。
いや、おかしいと思う社会にならなきゃダメでしょ!
無駄に優遇されている層の所得を減らして、不当に低くされている層の底上げをすれば、非正規率の高い若者世代にも経済的な余裕が出来るはずです。
そうすれば、結婚して子供を産もうという余裕も出てくるでしょう。
社会保障制度・セーフティーネットの充実を
人間なんて、何があるか解らないんですよ。そこのオッサンに聞きますが、いきなり会社が潰れたらどうします?
とりあえず、派遣で仕事はありますから、働き先には困りません。
しかし、収入が激減するんです、もう目も当てられないくらいにね。
当然ボーナスなんてありません、そう考えると住宅ローンなんて恐ろしくて組めませんよね。
私は不動産の仕入れ販売会社に居た事もあるので、任意売却物件の買い取り交渉に行ったこともありますし、住宅ローンの支払いが滞って強制執行を受けてる現場に居合わせたこともあります。
住宅ローンを払えなくなった家庭は、悲惨ですよ。
家を失った上に、残債が残りますから。もう、破産するしかないですよね。
不動産なんて借金で買うものじゃないんですよ、キャッシュで買うものなんです。
家を買うのに3,000万借金するなら、その3,000万で事業をするなり運用するなりで利益を上げて、現金を作ってからキャッシュで買うべきなんです。
脱線しかけたので元にもどしますが、少子化対策でまずやらなければならない事は、失業者や仕事をしていても収入が低すぎる人に対する手当てをするべきです。そうでなければ、怖くて子供など作れません。
なので、ベーシックインカムという方式を取ったらどうか、という声は随分まえから挙がっています。(ベーシックインカムとは、国民全員に一人当たりで一定額を支給する制度)
これなら、子供が増えれば世帯人数が増えるので収入アップに繋がります。
一人よりも二人の方が世帯のベース収入が高くなるので、結婚するとより世帯の経済状況は安定しますよね。子供が増えればなおの事です。
プラスで労働の所得があるのですから、かなり余裕がでますよ。
これくらい「異次元の改革」をすれば、かなりのインパクトになると思います。
国会議員からも、一つの考えとしてくらいの声が上っても良いのではないでしょうか。
雇われるだけが社会に出る事じゃないと教える事
結局、最後は自分しか頼れないんです。いい学校を出て、良い会社に就職して、安定した給与を”与えてもらう”という、社会に依存した生き方では、社会の制度が劇的に変わるなどのリスクに耐えられません。
一つの会社に忠誠を尽くして働くのではなく、フリーとサラリーマンの中間的な働き方で複数の収入源を常に持つという”独立精神”を子供の内から教育すべきだと思います。
ダブルワークやトリプルワークが当たり前の労働環境になれば、自分の人生は自分で設計していかなければなりません。
そうういう意味で、自立した個としての自分を確立していくような社会を作るべきです。
そうすれば、結婚や子供を産むという事も、自分が年老いて働けなくなった時の事も、自分でリスクヘッジをしながら計画的に人生を組み立てて行けるでしょう。
そもそも、サラリーマンなんてものは、働いて金を貰うのが当たり前なんて”楽な生き方”をしようとしているだけなんですよ。
自分の人生は自分で組み立てるという、本来、自立した大人であれば当たり前の事を会社や国といった社会に丸投げしているだけなんです。
その結果、どんな目にあっても文句は言えないですよね。他人に任せてるんだから。
結局、何を言っても何も変わらない。けど、言わなきゃ始まらない
民主主義という統治システムは、そもそも何も変えられないし変わらないんですよね。誰かを立てれば誰かがその煽りを受けるわけで、反対意見が必ず出てきます。
誰かに得をさせれば、損をする人が出るんですね。
だから、話し合いによる合意を前提にした社会システムでは、何も大きな変革は出来ないんです。
残念だけど、それが現実なんですよね。
だから、将来の少子高齢化で、私たちの世代は酷い世の中のに放り出されることは確定事項なのです。
老後どんな社会になっているのか、希望なんてありません。
いまよりも確実に住みにくい、酷い社会になっています。
とんでもなく酷い問題だらけの社会になった時、初めて意見が纏まって新しい社会の構築に向けて進むことが出来るでしょう。
その時には、たぶん私はこの世に居ませんがね。
とりあえず、酷い社会で少しでも良い生活が出来るように、今から20年ほどかけて準備をしていきましょう。
私たちにできる事は、自分で自分の身を守るための行動だけです。
学者先生も、はっきり物を言いましょうよ。
正しいか誤ってるかなんて、どうでも良い事です。正誤の基準すらないのですから。
それよりも、「私の考えた解決策はこうだ!」と言い切ってしまった方が、反対意見があっても先に進める希望がありますよね。
問題があるから「異次元の改革が必要だ」なんて言っても、抽象的すぎて「ふ~ん、だから?」と言われておしまいです。