生活保護バッシング”不満をぶつける相手を間違えるな!”貧困が社会問題の根本原因だ
https://dameoyag.blogspot.com/2014/08/blog-post_28.html
生活保護をバッシングする、弱者をいくら叩いても何も生み出しません。それどころか、社会保障政策に悪い影響を与えてしまい、自分で自分の首を絞める事になりかねません。
生活保護へのバッシングが、今でも続いている事に驚きました。
そもそも、日本政府は日本人が人間らしく生活するための最低限の生活を保障しています。
現在の日本における社会問題の多くは、労働者の貧困化が根本的な原因になっています。
少子高齢化と言われますが、そもそも子供を作れないのは生活に余裕が無いからです。
結婚しても、夫婦共働きでなければ生活を支えられないような社会。
そうでない人もいますが、私の周りは共働きだらけです。
女性に働いて家計を支えろと言い、子供を産めと言い、更に育児や家事をしろと言う。
そんな”スーパーウーマン”どこにいるんですか(笑
最低賃金が生活保護の満額支給額よりも低いという事をよく聞きますが、それは企業と政府が悪いのであって生活保護受給者が悪いわけではありません。
なぜなら、最低賃金法第9条3項で”生活保護に関わる施策との整合性に配慮する”と明記され、国が定めた最低限の生活以下になるような賃金は、不当な金額であるからです。
最低賃金を低く設定している事が間違っているので、政府や企業は引き上げる義務があるはずです。
憤りを感じるのであれば、怒りをぶつける相手を間違えてはいけません。
今回紹介する動画は、当サイトの運営する”dameoyag”チャンネルから「ネットでの生活保護バッシングが酷すぎる、怒る相手を間違えてはいけない!」です。
”働ける人は働け”では何も解決しない
ハリーポッターの作者が、生活保護を受けながら小説を書いていたという事実を知っていますか。
イギリスでは生活保護受給者の自立への支援体制がしっかりしていて、小説家になりたいといえば日本における福祉事務所や職業訓練校のような支援機関が「小説の書き方から、出版方法、プロモーションや出版社との関係構築のアドバイス」といったところまで、細かくプログラムを組んで援助するような体制が構築されているそうです。
日本で生活保護を受けながら、小説家になりたいなんて言えば「夢みたいな事を言わずに、アルバイトでも良いから働け」と言われておしまいでしょう。
いちど社会の歯車からこぼれ落ちてしまうと、なかなか元に戻れません。
その現実は、会社が潰れて派遣社員を転々としている私も身に染みています。
社会の底辺に落ちてしまった人に、夢を見させる、自立する事のインセンティブを用意する事も必要なのではないでしょうか。
そういう人の中から高額納税者が生れれば、その富は再配分されていくのです。
自立する先が、ワーキングプアでは自立しようという気にならないでしょう。
また、生活保護を受給する人の殆どは、高齢者や傷病者、障害者など働きたくても雇ってもらえない人たちです。
会社で働くことが出来ない、社会に適合出来ない、そんな人を”甘えるな”や”努力が足りない”と切り捨ててしまうのではなく、その人に出来る方法で自立させる支援体制が必要です。
諸悪の根源はワーキングプアという雇用問題
結局最後はここに行きつきます。
非正規労働なのに、そもそも頑張る必要などありますかね。
都合の良い雇いかたをされているのですから、働く側も都合よく会社を利用すればいいんです。
ブラック企業で、違法な労働をさせられても働き続けなければならないなんて異常です。
雇われない生き方をしようという人を、応援しようという支援策が貧弱なのも問題です。
結局のところ、江戸時代に今の差別問題につながる身分制度が施行されました。
貧困に苦しむ農民の不満が政府に向かないように、その非難を受ける身分を設定して貧困者同士でいがみ合わせた。
生活保護受給者をワーキングプアなどの低所得者や、一部の”甘えずに頑張っている”人の不満を政府や企業から逸らすためにネットなどを使ってバッシングの対象となるように誘導しているのではないでようか。
生活保護受給者に対する執拗なバッシングは、そのような権力者の思惑にまんまと嵌められているだけなのかもしれません。
労働側から政府や企業への突き上げが弱すぎる気がします。
非正規で働いているなら、それなりの働きで良いんですよ。
しょせん非正規労働なんて、一生続ける仕事じゃありませんからね。
社会の底辺に落ちてしまった私のような人間が、再チャレンジできる社会。
雇われない生き方の選択肢が、もっと多く用意される社会になって欲しいですね。
企業が正社員の雇用を控えるのであれば、政府は社会の底辺に居る人たちが、雇われずに自立して生きていくための支援をもっと充実させてほしいですね。
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