《集団的自衛権》戦争に負ける権利、それこそが憲法9条のコンセプト
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憲法9条のコンセプトは、戦わずに戦争に負ける事がコンセプト
深い!深いですね。
国民は国を守る権利を持つと同時に、戦争を放棄して負ける権利も持っている。
その負ける権利を条文で示したのが、憲法9条だというお話。
集団的自衛権の問題で、やたらと感情的に煽り立てる行動が目立ちますが、もっと論理的に議論をしたいですよね。
ということで、今回紹介する動画は”岡田斗司夫”さんのYouTubeチャンネルから「【集団的自衛権】”憲法九条”の本質は”関わらない”ということ」。
憲法九条で戦争が起きないなどという事はありえないという現実を踏まえたうえで考えた時、この憲法のコンセプトとは攻めて来たら抵抗(戦争)せずに負ける(降伏)する事(戦争放棄)。
まさにその通りだと思います。
この動画の中で岡田さんが言及している通り、戦争に負けるということがイコール国民が消滅するのでは無く政府が倒れて支配者が替わるという事なんですよね。
そして、武力による抑止力や戦争を否定するという事は、非暴力主義で暴力に対しては無条件で降伏し、その支配を受け入れるという主張をしている訳です。
では、なぜ自衛隊があり、抑止力としての集団的自衛権なのか。
他国の一方的な支配を望んでいない人が、国民の中に多くいる。
あるいは、現在の支配者である日本政府が、自らを守るために組織している。という事なんです。
そして、この動画の言わんとすることは、憲法として非暴力主義(戦争放棄)を明言しているにも関わらず、解釈というご都合主義的な手法で「自衛隊という武力を持ち他国による支配を受ける覚悟が出来ていない」政府と国民の矛盾を理解したうえで議論しましょうという事なんでしょうね。
憲法を守れば戦争が起きないという前提での話では、議論が進みません。
他国が攻めてきたときに無条件で支配を受け入れるのか、抵抗して現在の日本国という体制を守るのか、どちらを選択するかという議論をしないといけないのです。
結局のところ、国を守るという事であれば、憲法解釈ではなく憲法改正について議論をするのが本来あるべき姿なんですよね。
私は武力による侵攻に対して、戦争をしてでも日本を守りたい派です。
その為には、単独で守るよりも集団で守るほうが効率が良いと思います。
戦争の勝敗は武力の優劣だけではありませんから、多くの国が様々な立場で侵略者に対抗するのが良いと思うのです。
集団的自衛権の本質は、武力による侵略をさせないために多国間で協力するという事なのですから。
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