御嶽山への自衛隊派遣に口を挟むとサヨク?という記事、それは違う!と言いたい
https://dameoyag.blogspot.com/2014/10/blog-post_6.html
東洋経済オンラインで「御嶽山への自衛隊派遣、口を挟むとサヨク?」という記事を読みましたが、ただ自衛隊の活躍が気に食わないと言いたいだけの記事でした。
自衛隊が活躍するのが気に食わなくてしょうがない人がいるようですね、災害や非常時なのですから使える組織はすべて使うではダメなのでしょうか。
東洋経済オンラインにおいて、御嶽山における災害救助に自衛隊を投入する事に疑問を持った江川紹子というジャーナリストが「むしろ警視庁や富山県警の機動隊や山岳警備隊の応援派遣をした方がよさそう」とツイートした事に対する批判コメントを批判した記事を書いていました。
御嶽山への自衛隊派遣、口を挟むとサヨク?(東洋経済オンライン)
私が思うには、警察やら消防やら自衛隊やら区別せずに、政府として災害救助のために使える組織を全て投入するという事で良いんじゃないの?と思うのですが、自衛隊だけは軍隊の賛美になるから出しちゃダメという事なのでしょうか。
ツイートを批判された江川氏が引く形となった事がとにかく気に食わないのか、無理やり自衛隊不要論をぶちまけてる筆者の言い分に大きな疑問を感じますね。
こういう記事を読むと、だから左翼ではなくサヨクなんだよと言いたくなります。
左翼と右翼、人によって定義が違うのかもしれませんが、どちらも国を愛し、自らの国の為に活動する人たちだと思います。
しかし、サヨクと言われる人たちは、反日、日本の政府や権力に対して文句を言いたいだけで、まとまった人員を緊急で展開するのに自衛隊が都合の良い組織だから使うという、ただそれだけの事なのに自衛隊が絡むととにかく文句を言いたがる。
今回の記事は、その同志が「ツイートを批判されたから言い返してみた」という質の低い記事で、偉そうにタチが悪いなどと言ってしまうところが痛いですね。
装甲車などの正面装備が火砕流に勝てないのは当たり前
だが摂氏数百度にもなる火砕流に通常の装甲車は耐えられるはずもない。通常の装甲車が運用可能な温度はおおむね摂氏マイナス30度~プラス60度ほどに過ぎない。装甲に耐熱機能があるわけでも、冷却システムがあるわけでもない。そもそも「そのような検証や実験は防衛省でもメーカーでもやっていない」記事本文より
まず筆者は自衛隊の装備に対して、それも目に見えやすい装甲車やヘリなどについてイチャモンを付けています。
装甲車が火砕流に耐えられるはずがありません、そもそも装甲車を現場に乗り入れて救助しようなどしていませんよ。
装甲車には歩兵が携行する通信機よりも高性能な通信設備を備えているので、麓の救助隊の司令部と、現地の部隊との連絡を中継すると同時に、指揮統制を行っているものと思われます。噴火の真っただ中に強行突入するために装甲車を使っているわけではありません。
実際に、救助訓練などで現地の部隊が携行する小型通信機を中継するために、中継ポイントに出力の大きい通信機を搭載した車両を配置して司令部との中継点に使う事は良くあります。
装甲車は火砕流に耐えられない!という事を、さも重大な事のように書いている筆者の言いたい事は「自衛隊の装甲車など見たくない」という事なのでしょう。
さらに筆者が続けて「装甲野戦救急車」が必要と言っていますが、矛盾していませんか?
装甲車は火砕流に耐えられないのですから、そんな場所で医療行為を行うのはおかしい。
つまり、装甲救急車も必要ないという事ですよね。
さらには、自衛隊のヘリでは装備が無いので、噴火災害では役に立たないと言っています。
では、事故も無くヘリを運用していた自衛隊は、全く役に立っていないのでしょうか。
とにかく自衛隊に対してケチをつけたいという事だけは、良く伝わってきました。
自衛隊が優れているのは、大量の人員を素早く展開できる能力
自衛隊は、物資の補給さえ受けることが出来れば、風呂やトイレ、病院、宿舎、食堂など施設を設営し、電力を供給し、通信などのインフラも整備できる。
施設隊が持つ重機も活用すればどのような僻地であっても、多くの人員が継続的に活動できる環境を素早く構築できます。
また、普通科などの平時においては余剰となっている人員を、素早く数千人単位で現地へ輸送する能力も持っています。
更に、私は元航空自衛官で通信隊に所属していましたが、災害訓練時に被災地上空を飛行するヘリなどの航空機への管制は自衛隊の役割でした。
そういった、移動管制能力も自衛隊はにはあります。
つまり、号令一下で統一された指揮の元、短期間で大規模な人員を展開して活動できる能力こそが、自衛隊が大規模災害において求められている能力なのです。
今回のような車両や工作機械などが使いにくい”人海戦術”において、最大の能力を発揮できる組織が自衛隊です。
ということで話を戻しますが、御嶽山の噴火災害の救助活動に自衛隊が投入されたのは、生存者が数多く存在する可能性が高く、更に、再び噴火する危険がある地域から急いで被災者を救助する必要があった。
その為に、政府として使える組織と人員を総動員した中に、自衛隊があった。
自衛隊には大規模な人員を現地に緊急展開し、救助活動を開始する能力がある。
だから使った。
そこには消防も警察も自衛隊も無く、一刻も早く救助活動を開始するための対応をした。
ただそれだけの事なのに、御嶽山の救助に自衛隊を投入する事に疑問を投げかけた「江川氏の主張はまっとうである」とする筆者の意見は、何をもって”まっとう”とするのか、答えは明確です。
ただ「自衛隊が活躍する事が気に食わない」ということを、”まわりくどく”言いたいだけなのです。
筆者はサブタイトルに「必要なのは事実に基づく冷静な議論」と付けています。
その言葉は、そのままお返ししますよ。
最後のほうに自衛隊を批判したり否定するものでは無いというような事を書いていますが、ようするに同志である江川さんが袋叩きにあった事に対して言い返しているだけです。
自衛隊に対する期待が大きくなって云々とか、余計な事を言わなくてよろしい。
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