消費者や労働者のモラルが低すぎる日本。ブラック企業のやりたい放題。
https://dameoyag.blogspot.com/2014/04/blog-post_18.html
ブラック企業という言葉が一般的に使われるようになってきました。
労働基準法を無視したところで、罰則がほとんどなく業務に与える影響も無いために無法をやり放題なのが現在の日本です。
私もかつて働いていた企業で、出勤時はタイムカードを自分で押すのですが退勤時間になるとタイムカードがなくなっている会社で働いていました。
なぜ退勤時間にタイムカードがないかというと、定時で総務担当者が全員分のタイムカードを押してかたづけてしまうからです。
勤務時間は8:30から18:00と定められていたものの、一日の終礼が23:00頃だったので一日5時間以上の残業がカットされていた訳です。
そんな会社も今では一部上場企業となっており、悪いことしてでも稼いだもの勝ちという労働者にとってやりきれない現実があります。
なぜこんな事を書きだしたのかというと、昨日、こんな写真を見たからです。
この写真は、あるTwitterユーザーが「すき屋」の店内としてアップしたもの。
現在ではツイートが非公開にされていますが、ワンオペと称される一人勤務で手が回らずにこうなったというコメントが付いていました。
これを見て、私は「すき屋」を運営するゼンショーという会社に対して、強い憤りを感じました。
私は二度と「すき屋」にいく事は無いでしょう。
当然、和民にも行きませんし、ユニクロでは絶対に買い物をしません。
数字しか見ない会社の上層部にとって、店舗での実態はどうでもいいという姿勢が見え見えです。
これを悪と思わないような会社の姿勢は、全く客の事を考えていないのです。
そんな店が出す料理を、安心して食べることができますか?
一時が万事という言葉がありますが、この状況を見る限り利益追求の為なら何をするか解ったものではありません。
これは違法行為ではないかもしれませんが、労働基準法を破っても改善しようともしない企業が世の中にはたくさんあります。
日本は法治国家なのに、法を犯す事を何とも思わない企業とは何なのでしょう。
最低限のモラルとして法を守らなければならないのに、それを平然と破ってしまうブラック企業。
ペナルティを課せられなければ大丈夫と思うような企業であれば、客から見えないところで何をしているか解らない。
全く信用できない企業であると、私は思うのです。
しかしながら消費者は表面だけしか見ようどせず、法を犯す悪事を働いている企業であっても許して平気で利用します。
そこで働く労働者も会社に抗議の声をあげる者は少数で、当たり前のように働いています。
これだから悪いことをする会社が減らないのです。
それはひとえに、消費者のモラルが低いという事ではないでしょうか。
法律に違反する行為を行っている企業の物やサービスを利用するという事は、違法行為を助長する行為です。
また、労働者は労働者としての自覚を持てと言いたい。
自分が我慢して会社の違法行為を見逃す事によって、後から入ってくる世代にも我慢させる。
また、世の中の多くの人が我慢することによって、ブラック企業がさらに増えていくという事。
わざわざ抗議する必要はありません、皆で辞めればいいのです。
ブラック企業は消費者の事など何も考えていません、ただ自らの利益を追求しているだけです。
一見綺麗に見える企業でも、裏では何をやっているか解りません。
そんな企業を信用して、賢い消費者といえますか。
悪いことをする企業は、社会が罰する。
そういう国になってもらいたいものです。